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5月21日 (クレマチス)

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      これは、私の庭のクレマチス。今どこに行っても、クレマチスが満開です。

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                これは、母の庭のクレマチスです。
花言葉は、「精神的な美しさ、旅人の喜び」だそうです。(吉おばちゃんからのパクリ)

今日は、5年前に亡くなった父の誕生日なので、ちょっと父の話題を。

父は片足がありませんでした。義足でした。
っていうと、それでは、家族は大変だったろうと思われるかもしれませんが、義足だったために私たちが、手をかした事とかが、全くありませんでした。

運動神経が発達していたらしく、
(学生時代は、スポーツはいつも、クラスで一番だったと自慢してましたっけ)
そのせいだと思いますが、普通の生活に危なっかしげは、全くありませんでした。
ただ足が少し悪くて、引きずっているだけ、と思ってた人もいたみたいです。

で、何故、義足になってしまったのか?

戦争です。
私たちの年代で、家族が戦争に行った人は、もうほとんどいなくなっていると思いますので
珍しいことかもしれません。

長野県安曇野の海無し県に生まれ育って、海の男になることを夢見て、商船学校に通っていた19歳の時に召集され、東シナ海で爆撃を受け、海に投げ出されたところを、救い出されたそうです。
海の男になる夢は、諦めざるを得ず、大学に入りなおし、経理の勉強などをした後、つくばに養子に来たわけです。

戦争によって、人生が180度変ってしまったのです。
でも、普通の人と同じに、いえ、それ以上に働きました。
お店を会社組織に変え、早いうちに車の免許を取り、営業活動に動き回ったそうです。
来てみたら(話と違って)(笑)、お店が大変な状態で、働かない訳にいかなかったみたいですが。

貴重な(?)経験かなと思って、書いてみました。
戦争が無かったら、どうだったのでしょう。
母の兄も、戦死していて、母が養子を取ることになったのです。

戦争って、人生を狂わせてしまいます。
そして、個人個人が、その狂った人生の中で、生きていかなければいけません。

戦争の無い世の中にしていかなければいけませんよね。


小さな幸せ その1  クレマチス 洋にも和にも合うお花です。
              つるの部分もいい味を出してくれます。
by craftshop-i | 2005-05-21 07:49
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